タオルに関する説明|Q&A

タオル風合い表現「普通タイプ」と「しっかりタイプ」の違いについて

タオル表現の「普通タイプ」と「しっかりタイプ」の違いについて

 「普通タイプ」と「しっかりタイプ少々厚手」というのは弊社が自社タオルを表現する場合に使っている言葉です。
「普通タイプ」は主に、20/1糸(ニマルタンシ)を使用しており、「しっかりタイプ」は30/2糸(サンマルソウシ)の撚り糸もしくはそれ以上の素材を使用しています。それ以外の糸表現をしている素材は、別の機能を備えている又は特殊な撚り糸を使用している場合があります。

 さて、20/1糸や30/2糸と言う表現は何を示しているかというと、20という太さの単糸(一本の糸)、30という太さの糸2本の撚り糸という意味になります。重要な点としてこれはどちらが特別良いという事ではありません。物には目的・意図によって適切という塩梅があります。20・30と数が10づつ増えていくに従い、糸が細くなっていきます。20/1糸と30/2糸では、30の方が細いですが2本撚ってある為、目立って太さが明らかに異なるわけではありません。風合いや機能は少しだけ変わってきます。一般的に細い糸の方、もしくは撚り糸の方が糸の仕入れ価格としては高い傾向にあります。

 それでは、弊社の「普通タイプ」230匁フェイスタオル白と「しっかりタイプ」260匁フェイスタオル白で説明していきます。下の画像は双方のタオルを並べたものですが、厚さには大きな違いはありません。使用糸量には違いがありますが、30匁程度の違いでは見た目の厚さには大きな変化はありません。単糸と撚り糸なので長期に使用していく際には違いは出てきます。よく厚さの違いを過度に比較した画像を見かけますが、注意が必要なのはタオルは糸量以外にも、風合い加工によっても見た目を変えることが出来る点にあります。過度な風合い加工は、初め見た目は良いのですが、柔軟剤や糊によるものなので、使用していく際に必ずしも良い効果があるわけではありません。


タオル素材比較画像
弊社タオルによる比較


 「普通タイプ」230匁白フェイスタオルは弊社では目方(匁・重さ)・パイルの長さ・厚さなど、弊社が基準にしている日本の環境下での普段使い用のタオルです。

 弊社のタオルは後晒し加工といって、タオルを織ってから晒し加工(タオルを白くする加工)・洗い加工を行っております。柔軟剤も適量なので吸水性は非常に良いタオルです。230匁に使用している20/1糸の特徴は、まず大きくはコスト面があり、風合いが立ちやすく、柔らかく感じたり、目方の付き方によってはボリュームが立ちやすかったりします。

 ボリュームが立ちやすいと言えば、他に無撚糸や中空糸などがありますが、欠点として毛羽が出やすい点があります。これは風合いが立ちやすいイコール毛羽が出やすかったりするためです。

 20/1糸もそれ以上の細い糸に比べれば毛羽が出やすい傾向にはありますが、基本的には日本のタオルではかなりよく使用されている糸の種類となります。

 いろんなところで、毛羽を気にされている記述を見かけますが、タオルの場合、毛羽が風合いと吸水感(あ~吸水しているな~という感覚)に関連しているので天然繊維である綿にこだわるなら難しい問題です。

 「しっかり総パイルタイプ」260匁白フェイスタオルは、「普通タイプ」に比べて30/2糸と細い撚り糸を使用しているので、ぐっと締まった感覚を得られます。特徴としては、しっかりしているだけあって長く使用しやすく、風合いも長期に渡って変わりにくい素材です。(適度な柔軟剤や洗剤を使っての範囲)。使用しはじめの柔らかさは20/1糸の方が柔らかいと言われる方も多いですが、肌触りはむしろ30/2糸の方がよくなりやすく、やはりコスト面だけのことはあります。毛羽も20/1糸に比べ30/2糸の方が出にくい傾向にあるかと思います。業務用に向いているとも言えます。

 糸の種類以外に、綿花そのものの産地、 超長綿(これと同じくコーマ糸)など繊維そのものの違いもあり、素材に関してはいろんな要素があるので、これはまた別のお話として。

 弊社は過度に厚手のタオルを作る傾向をもっていません。日本は高温多湿の環境が長く続く国であり あまり厚手のタオルだと乾燥しにくく、ばい菌も繁殖しやすい環境あります。 その対策として、化学繊維や除菌洗剤に頼りすぎるのも リスクはあるかと思います。環境も考えた、タオル作りでありたいと考えています。

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